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TWシルバーレイン内「山田・アスカ」の日記 ゲーム名に聞き覚えのない人は要注意。
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  「ただいまー。はい、今日のおみやげ」
「わーい。ナニナニ?森ガール・・・コレはぁたしに対する挑戦なのかなぁ?」
「たまには趣味の違う雑誌もいいんじゃないかと。ていうか、クリスマス特集のコーナーにうっかり載っちゃってるから無理やり持って帰らされたヤツなんだよね。読まなかったら捨てちゃっていいよ」
「んぅ。載ってると言われると捨てづらぃよ。どれどれ、どこに・・・」
「見なくていいから。飯食おう。メシ。腹減ってるだろ?」
「もっちろん!今日はねぇ、グラタンにしようかと思ったんだけどね、マカロニサラダになっちゃったんだょ」
「・・・マカロニ茹でるところまでは一緒だもんなぁ」
「ぅん。で、あとはカッペリーニ!美味しそうなトマトソース見つけたから使ってみたかったのぉ」
「あはは。小麦粉ばっかかよ。おぉ、でも美味そう」
「えへへぇ。さー、それじゃぁ、ぃただきまーす!」
 
 

 
 
「森ガールあったかそうだねぇ。でっかぃボンボン付いた帽子かわいいねぇ」
 ベッドに投げ出した俺の足を雑誌置きにして、俯せになって頬杖を付いた馨が上目遣いに見上げてくる。
「ニットのマキシスカートもカワイイと思うよ?こっちのトナカイのがいいかな。実物見たけど、見た目ほど重くもなさそうだったし。つかノルディックとか流行ってるけど雪よりトナカイ派。」
「そぉなんだぁ。ってぃうかぁ、やっぱりアスカはスカートがいいんだねぇ」
「そんなしみじみ言わんでも」
「あ、アスカはっけーん。クリスマス特集なのにぃなんで胸出てるのぉ」
 けらけら笑いながら、人差し指でグリグリと雑誌を押す。
「アクササリーをプレゼントにって事だから。ペンダントとかね。ちゃんと服着てるのもあるだろ?」
「えぇー?無いょ?」
 ペラペラとページを捲り、小首をかしげ。数ページ戻ってみたり。
「あ、ぃたぃた。・・・黙ってればカッコいいのにねぇ。フォトジェニックぅ?」
 深い溜息と一緒に言われた。
「髪型とメガネで一瞬わかんなかったょ」
「よく言われる。実物残念とかね。どうでもいいんだけど」
「相変わらずやる気ないねぇ。アスカはナニ読んでるの?」
「車をさ、車検通すか買い換えるか悩んでて」
 ヘッドボードに寄りかかったまま、車雑誌を馨に見せる。
「ぁたし、あの車好きだょ?」
「うん。俺も好きなんだけどね。もう少し大きな車でもいいかなーとか、逆に俺たち二人だったら小さくてもいいのかなーとか」
「あぁ、せーちゃとそーちゃが一緒に乗るとなぜか後ろで暴れてるもんねぇ」
 今度は俺が溜息をつきながら。
「七人乗りにして、後列シートあげとくとかね。荷物も入るし。ワーゲンとか小さくて小回り効いてよさそうだけど、俺と馨だと窮屈っぽいしなぁ」
「む。アスカはともかくぁたしも?」
「身長的な意味でね。天井そんなに高くないから」
「なるほどねぇ。ソコソコの車ってないのかねぇ。でも買い換えるって、ローンはぁ?」
「ん?無いよ。現金一括だもん」
「え。えぇ?アスカってお金持ちだったんだねぇ」
「コツコツ貯金してますから」
「こっちはスカート一枚買うのにも悩むのになぁ」
「だから、いつも買ってあげるって言ってるじゃん。なのに頑なに拒む馨」
「ぅむーん」
「家賃だって折半とか言うしさ。俺、馨のひとりやふたり、食費込みで養えるぐらいの稼ぎあるんだよ?」
「食費込みって、そんなにバカ食いしないもん!」
「じゃぁ美容費込でもいいや。そういやトリートメント変えたの?なんかいつもと違う香りだね」
 馨の背中で波打つ髪を一束指に絡めて。
「ふふふー。杏オイルを使ってみたんだょぉ」
「椿じゃなくてか。結構好きかも、この香り」
雑誌を閉じて、馨の髪に口付けて。
「まぁ、そんなわけで、俺が訂正しないせいで大家さんはすっかり馨が俺の奥さんだと思い込んでるから適当に口裏合わせておいてね?」
「どんなワケぇ?!もぉ!メンドくさがらないで違いますって言えばいいだけでしょぉ?」
「まーまー。戸籍上だけの問題だろ。それとも馨は嫌?俺の奥さん」
「ぅ・・・」
 毎回この手の話題は真っ赤になるんだな。
「そのうち山田馨・・・じゃねぇや。俺の苗字も変わってるんだよな。一条馨になってみる?なんか派手派手しい響きだな」
「あ、ぁのねぇ!ぷろぽぉずはベッドの中でするもんじゃないんだよぉ!ぁたしなんて森ガール抱きしめちゃってるしぃ!」
「あはは。ま、そのうちね、ちゃんとするから覚悟だけはしておいてねってことで」
「もー。寝るよぉ!窓閉めてよねぇ?」
 薄く開いた窓からは金木犀の香り。小さいアパートに通り抜ける夜の風。
 ベッドサイドの窓を閉めてカーテンを引く。電気を消して、背中を向けて横たわる馨を背後から抱きしめるようにして布団をかぶる。
「おやすみ」
 
 
 
 そんな日常。

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asuka
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男性
自己紹介:
学生だったり芸能人してたりゴースト狩ってたり。



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 この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、山田アスカが作成を依頼したものです。
 イラストの使用権は山田アスカに、著作権は香寺藍絵師に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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